院長のひとり言です。
はじめのうちは真面目なネタを書いているかもしれませんが、ひねくれ者なのでちょっとふざけた内容も書くかもしれません。軽く流してくださいね。
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今日は午前中に仕事を済ませ、お昼は一人でミスドを食べ、娘を幼稚園に迎えに行き、結構天気が良かったので家の周りの氷割りをしました。
ツルハシ持って工事現場並みに。でも晴れた割には気温はあまり上がらなかったようで、なかなか解けませんでした。マメができるまで頑張ったんだけどなあ。
院長室の窓も雪で半分以上埋まってます。早く溶けてほしいもんですね。
結構日も長くなってきて、自分が起床する朝5時半には、空がうっすら明るくなってきていますよ
。
九州では桜が開花し始めたところもあるようで、こっちはまだ1か月以上先の事でしょうけど、楽しみです
。
で今回の勉強事。「売れない人は自分の都合ばかり考えている 売れる人は相手の都合を考えている」(中村信仁先生より)
脱サラして天丼屋さんを開業したAさんは、ビジネスマン時代に培ったノウハウを生かしてコストダウンに精を出していました。
競争が激しい飲食業界で、Aさんは生き残るための企業努力を惜しまない働き者です。
いつも効率の良い経営を考え、ヒマが無く、鋭い嗅覚で無駄を見つけてはそれを解決するアイデアを出し続けていました。
厨房には秤を置き、盛るご飯の量を正確に測り、一粒のお米も無駄にしません。
天ぷらにするエビも一円でも安く仕入れるため、輸入モノを探し、交渉し、値切り、大量に仕入れて冷凍保存しています。
半年ほどで常連さんもでき、お店もやっと軌道に乗りホッと一息ついたときでした。百メートルくらい離れたところに、同じような天丼屋さんがオープンしたのです。
しばらくすると、ひとりふたりとお客様が減っていきました。
それに伴って、売り上げも少しずつ下がり始めます。
Aさんはさらにコストを見直し、努力を重ねます。
しかし、売り上げは落ち込む一方で、お店の家賃さえも払いない状態になってしまいました。
もう毎日必死でした。
売り上げを守るために仕方なく値上げもしました。
さらにコストを下げるために、盛るご飯の量も減らし、仕入れも限界まで値切りました。
電気代やガス代がもったいないので、お昼時と夜の営業時間以外は休憩とし、光熱費も抑えるという涙ぐましい努力を続けました。
それでも一向に売り上げは戻りません。
もうこれ以上手の施しようがありません。
Aさんは意を決し、百メートル先の天丼屋さんをのぞきに行ったのです。
暖簾をくぐろうとしてAさんは驚きました。
ランチタイムを過ぎた時間だというのに、座れないお客さんが並んで待っているのです。
やっと順番が回ってきて席に着き、エビ天丼をオーダーしました。
その間にメニューを観察し、お店を観察し、接客を観察し、食べているお客さんの表情を観察しました、
自分の所の常連さんだった顔もちらほらあります。
Aさんは、自分のお店とここの違いを、この段階では見つけることができません。
しかし、出てきたエビ天丼を見て仰天したのです。
溢れんばかりに盛られたご飯。丼から倍ははみ出している大きなエビ。そして新鮮な浅漬け。具がたっぷりのお味噌汁。
それなのに値段はAさんのお店と同じなのです。
Aさんは肩を落としました。負けたことを実感したのです。
閉店後にAさんは再びそのお店を訪ねました。身分を明かし頭を下げて教えを乞いました。
「どんな工夫をしているのですか。どうやったらこんな豪華な天丼を出せるのですか。私の何倍も企業努力を重ね、ここまでコストを削減されているのでしょうね」
すると、そこのお店のご主人はこう言いました。
「何も特別なことはしていません。もちろんコストダウンなんて一度も考えたこともありませんよ。ただ、自分の都合をすべて捨て去り、お客様の気持ちになって考えているだけです」
Aさんは、ハッと気が付きました。
自分の都合ばかり考えていたのでは、人と人の繋がりは築けないことに。
相手の事だけを考えたとき、初めて人が集まってくるということを。
Aさんは、大企業で学んできたビジネスの在り方をもう一度考え直してみました。
下請けさんに無理を言い、お取引先に無理を言い、数パーセントの利益を高めることで上司に評価されることばかり考えていました。
お客様の顔など見たこともありません。メーカーという立場でしたから、販売店がきちんと売っていればそれでいいと考えていました。
しかし、今は違います。
褒めてくださる上司は「お客様」です。
お客様の利益になることを真剣に考えなければ、自分が生きている価値すら見いだせないことに改めて気づきました。Aさんは素直に恥じました。
企業人のときの自分の考え方では、本当の幸せはつかめないことを知りました。
死んだ気になって心の在り方を変えました。
滞っている家賃を待ってもらえるよう大家さんにお願いし、味、量、値段、器、接客、すべてを改めました。
近所の競合店との競争をやめ、独自の工夫を凝らしました。
自分の都合を一切やめて、お客様の喜ぶことだけに専念しました。
すると、一か月も待たず、多くの新しいお客様がお店に行列を成してくれたのです。
自分の都合というものは自己中心的な考えでしかありません。
苦が訪れる人のほとんどが、自分の事ばかり考えている人です。
自分の利を求めるから欲が生まれます。
人は自分の欲の量に比例して苦が訪れるのです。
私たちはいつの頃からか「利」を求めることで幸せになれると勘違いしだしたのです。
自分の利、組織の利、会社の利と。しかし、利は幸せを運んではくれません。
利を求める心は比較を生み、比較は競争を呼び、競争には無理が生じます。
無理は苦を呼び込む最大の原因になります。
自分の都合を捨て、利を求める心を捨て、今の仕事を通して誰を幸せにしたいのかだけを考えていると、自然に仲間ができます。自然にお客様が応援してくれます。
いい会社、いい営業パーソン、いいお店、いい店員さん、この、いい人たちは、すべて自分の都合を後回しにし、相手の都合を最優先に考えてくれている方たちばかりです。
ツルハシ持って工事現場並みに。でも晴れた割には気温はあまり上がらなかったようで、なかなか解けませんでした。マメができるまで頑張ったんだけどなあ。
院長室の窓も雪で半分以上埋まってます。早く溶けてほしいもんですね。

結構日も長くなってきて、自分が起床する朝5時半には、空がうっすら明るくなってきていますよ

九州では桜が開花し始めたところもあるようで、こっちはまだ1か月以上先の事でしょうけど、楽しみです

で今回の勉強事。「売れない人は自分の都合ばかり考えている 売れる人は相手の都合を考えている」(中村信仁先生より)
脱サラして天丼屋さんを開業したAさんは、ビジネスマン時代に培ったノウハウを生かしてコストダウンに精を出していました。
競争が激しい飲食業界で、Aさんは生き残るための企業努力を惜しまない働き者です。
いつも効率の良い経営を考え、ヒマが無く、鋭い嗅覚で無駄を見つけてはそれを解決するアイデアを出し続けていました。
厨房には秤を置き、盛るご飯の量を正確に測り、一粒のお米も無駄にしません。
天ぷらにするエビも一円でも安く仕入れるため、輸入モノを探し、交渉し、値切り、大量に仕入れて冷凍保存しています。
半年ほどで常連さんもでき、お店もやっと軌道に乗りホッと一息ついたときでした。百メートルくらい離れたところに、同じような天丼屋さんがオープンしたのです。
しばらくすると、ひとりふたりとお客様が減っていきました。
それに伴って、売り上げも少しずつ下がり始めます。
Aさんはさらにコストを見直し、努力を重ねます。
しかし、売り上げは落ち込む一方で、お店の家賃さえも払いない状態になってしまいました。
もう毎日必死でした。
売り上げを守るために仕方なく値上げもしました。
さらにコストを下げるために、盛るご飯の量も減らし、仕入れも限界まで値切りました。
電気代やガス代がもったいないので、お昼時と夜の営業時間以外は休憩とし、光熱費も抑えるという涙ぐましい努力を続けました。
それでも一向に売り上げは戻りません。
もうこれ以上手の施しようがありません。
Aさんは意を決し、百メートル先の天丼屋さんをのぞきに行ったのです。
暖簾をくぐろうとしてAさんは驚きました。
ランチタイムを過ぎた時間だというのに、座れないお客さんが並んで待っているのです。
やっと順番が回ってきて席に着き、エビ天丼をオーダーしました。
その間にメニューを観察し、お店を観察し、接客を観察し、食べているお客さんの表情を観察しました、
自分の所の常連さんだった顔もちらほらあります。
Aさんは、自分のお店とここの違いを、この段階では見つけることができません。
しかし、出てきたエビ天丼を見て仰天したのです。
溢れんばかりに盛られたご飯。丼から倍ははみ出している大きなエビ。そして新鮮な浅漬け。具がたっぷりのお味噌汁。
それなのに値段はAさんのお店と同じなのです。
Aさんは肩を落としました。負けたことを実感したのです。
閉店後にAさんは再びそのお店を訪ねました。身分を明かし頭を下げて教えを乞いました。
「どんな工夫をしているのですか。どうやったらこんな豪華な天丼を出せるのですか。私の何倍も企業努力を重ね、ここまでコストを削減されているのでしょうね」
すると、そこのお店のご主人はこう言いました。
「何も特別なことはしていません。もちろんコストダウンなんて一度も考えたこともありませんよ。ただ、自分の都合をすべて捨て去り、お客様の気持ちになって考えているだけです」
Aさんは、ハッと気が付きました。
自分の都合ばかり考えていたのでは、人と人の繋がりは築けないことに。
相手の事だけを考えたとき、初めて人が集まってくるということを。
Aさんは、大企業で学んできたビジネスの在り方をもう一度考え直してみました。
下請けさんに無理を言い、お取引先に無理を言い、数パーセントの利益を高めることで上司に評価されることばかり考えていました。
お客様の顔など見たこともありません。メーカーという立場でしたから、販売店がきちんと売っていればそれでいいと考えていました。
しかし、今は違います。
褒めてくださる上司は「お客様」です。
お客様の利益になることを真剣に考えなければ、自分が生きている価値すら見いだせないことに改めて気づきました。Aさんは素直に恥じました。
企業人のときの自分の考え方では、本当の幸せはつかめないことを知りました。
死んだ気になって心の在り方を変えました。
滞っている家賃を待ってもらえるよう大家さんにお願いし、味、量、値段、器、接客、すべてを改めました。
近所の競合店との競争をやめ、独自の工夫を凝らしました。
自分の都合を一切やめて、お客様の喜ぶことだけに専念しました。
すると、一か月も待たず、多くの新しいお客様がお店に行列を成してくれたのです。
自分の都合というものは自己中心的な考えでしかありません。
苦が訪れる人のほとんどが、自分の事ばかり考えている人です。
自分の利を求めるから欲が生まれます。
人は自分の欲の量に比例して苦が訪れるのです。
私たちはいつの頃からか「利」を求めることで幸せになれると勘違いしだしたのです。
自分の利、組織の利、会社の利と。しかし、利は幸せを運んではくれません。
利を求める心は比較を生み、比較は競争を呼び、競争には無理が生じます。
無理は苦を呼び込む最大の原因になります。
自分の都合を捨て、利を求める心を捨て、今の仕事を通して誰を幸せにしたいのかだけを考えていると、自然に仲間ができます。自然にお客様が応援してくれます。
いい会社、いい営業パーソン、いいお店、いい店員さん、この、いい人たちは、すべて自分の都合を後回しにし、相手の都合を最優先に考えてくれている方たちばかりです。
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