第３０回 恐怖 手の跡

　最近ぐずついた天気が続いております。雷雨だったり強風だったり。朝ももう寒いですね。ここ数日はそうでもないですが、早朝は車の窓ガラスが白く曇ってます。

　先日、夜に車に乗っているときの事です。周りが自分の車だけのときには全然気づかなかったのですが、信号待ちで後ろに車が止まり、ふとルームミラーでリアガラスを見てみると、かわいらしいウサギの顔が見えるではありませんか。でも車内にはそのようなウサギの絵がついた物はおいておらず、「なんじゃこりゃ」と思っていたら、よくよく見るとリアガラスにウサギの絵が落書きされていました。きっとガラスが曇っていた時にどこかの子供が書いたのでしょう。それが後ろの車のライトで浮き出たようなのです。でもガラスの真ん中やや上方に描かれているので、小さな子供が書いたのではなさそうなのですが・・・。結構上手なかわいいウサギちゃん、後ろのドライバーにバレてないかなと、ちょっと恥ずかしく思いながら運転しておりました。まあ自分が小学校のときは、ウンチの絵しか書いた記憶がないから、それよりはずっとマシか。

　ここまでは平和な話でいいんですが・・・

　そしてあくる日の夜、仕事が一段落して車を運転していた時のこと。夜中２時ごろです。また車通りの少ない暗い道を走ってしまいました。この前と違い、支○湖方面ではないですよ。周りには民家もなく、道路まで光が届いてないような薄暗い街灯が灯っている場所を走っておりました。前回のブログで書いたようなコワ～イ体験ができそうな感じです。街灯の近くを通る度に、助手席の窓に視界に入るか入らないかの所でチラチラと何かが見えます。先日の霊体験？でナーバスになっている自分は何か恐ろしいものを感じました。このスピードで何かが張り付くわけでもないし・・・。顔を助手席の窓に向けてみると、なんと数個の手が！

　一瞬、超ビビリまくり！とうとうこの車に乗り移ったか～！

　とにかく我慢して、明るい道が出てくるまで運転しました。おお神よ～我が罪を許したまえ～（何の罪？）・・・

　しばらくして大きな道路に出て、信号待ちのときにまた確認しました。するとまだ手が・・・・・というより手の跡が。よくよく窓ガラスみると子供のような手の跡が・・・。

　きっとどこかの子供がガラスをベタベタ触ったのでしょう。ちょっと安心、世の中平和が一番と実感しました。「もぉ～バカバカ、驚かさないでよ～」と心の中でつぶやく、うれし恥ずかし３３歳なのでした。

　あ、真面目な話は今度でね。